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『ナショナル ジオグラフィック』(英語:''National Geographic'')は、ナショナル・ジオグラフィック・パートナーズ社の雑誌。創刊は1888年で、ナショナル ジオグラフィック協会創設後9カ月後に公式雑誌として刊行された。当初の誌名は ''National Geographic Magazine''。しばらくして表紙の黄色の枠を特徴とするようになった。日本では『ナショジオ』とも〔ナショナル ジオグラフィック公式サイト・2014年09月26日〕。 月刊誌として年間12冊発行されており、それに加えて付録の地図を発行している。また、時に特別号も発行している。地理学、人類学、自然・環境学、ポピュラーサイエンス、歴史、文化、最新事象、写真などの記事を掲載している。現在の編集長は クリス・ジョンズ(Chris Johns)で、2008年10月 Advertising Age 誌で American Magazine Conference から Editor of the Year(今年の編集者)を授与された。 世界中で36カ国語で発行されており、180か国以上で850万人が定期購読している〔ナショナルジオグラフィック日本版 |日経BPマーケティング (日経BPマーケティング)〕。日本語版の発行部数は約8万4千部(日本ABC協会2009年公査部数)であり、読者は首都圏のみで42%を超える。また、読者の平均世帯年収(SA)が高く、日本における高級誌の一角を占めている。 2007年、2008年、2010年の3回、American Society of Magazine Editors (ASME) の(発行部数200万部以上の部で) General Excellence Award を受賞。2010年には報道写真とエッセイの部門で最高ASME賞も受賞している。 非営利団体「ナショナル ジオグラフィック協会」の公式雑誌として発行されていたが、2015年アメリカの21世紀フォックスに売却され、新会社ナショナル・ジオグラフィック・パートナーズの刊行物となった〔AFP、2015年09月10日 〕。 == 歴史 == ''National Geographic Magazine'' の創刊号は、協会が創設されたわずか9カ月後の1888年に発行された。ナショナル ジオグラフィックの特徴は学術誌でありながら絵や写真を多用した雑誌だという点で、1905年1月号に掲載されたロシア帝国の2人の探検家 Gombojab Tsybikov と Ovshe Norzunov によるチベット探検時の写真をページ全面の大きさで掲載したことにその特徴がよく現れている。1985年7月号の表紙には、アフガニスタンの13歳の少女 Sharbat Gula の写真が使われ、同誌の歴史上最も有名なイメージの1つとなっている。 ナショナル ジオグラフィックは1997年、それまでの100年以上の同誌の内容をデジタル化してCD-ROMとDVDに収めた ''The Complete National Geographic'' を発売したが、個々の写真や記事や絵の著作権者の許諾を得ていないとしていくつかの訴訟を起こされ、裁判が長く続いた。連邦裁判所でナショナル ジオグラフィックが紙の雑誌の電子的複製を作る権利を有することを認める2つの判決が下され、2008年12月に合衆国最高裁判所が上告を棄却した。これを受けてナショナル ジオグラフィックは1888年から2008年12月号までのバックナンバーを全て収めた新たな版の ''The Complete National Geographic'' を2009年7月に発売した。翌年には2009年のぶんを追加した版をリリース。以前の版を購入した人向けに追加した部分だけを収めたディスクも発売している。今後も毎年電子版を発売する予定だという。 2006年、ナショナル ジオグラフィックのライター Paul Salopek が取材のためスーダンに査証なしで入国し、スパイなどの疑いで逮捕された。ナショナル ジオグラフィックと Salopek が記事を書いていたシカゴ・トリビューンがスーダン政府に働きかけ、最終的に Salopek は釈放された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナショナルジオグラフィック (雑誌)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 National Geographic (magazine) 」があります。 スポンサード リンク
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